地球環境防衛隊隊員から届いた質問

Q.家族で移動中に半導体工場の建設現場を見て、「大きなクレーン車と重機がたくさんあるけど、毎日たくさんのCO₂が出ているのかな?」と疑問を持ちました。お母さんは「世界一の工場だからCO₂は出していないかもしれないね」と話してくれましたが、とても気になっています。

A.地球環境防衛隊員の皆さん、そして保護者の皆さまへ
このたびは熊本の未来にとってとても大切な質問を届けてくれて、本当にありがとうございました。皆さんの疑問は、地球を守るための第一歩です。そして、皆さんの声は実際に工事を進めている企業にも届きました。

① 質問への回答について
私たちは、皆さんの質問を JASM(半導体工場を建設している会社) にメールでおたずねしました。以下は、JASM広報担当 山下さんからのお返事です。


<質問をくれたみなさんへ>
こんにちは。未来を考える素晴らしい質問をありがとうございます。
JASMでは二つ目の工場の建設をはじめました。地域に住んでいるみなさんにご迷惑をおかけしないように、工事業者さんとも交通渋滞を減らすための取組みやCO₂の排出について話し合って次のような取組を実施しています。

道路渋滞から発生するCO₂削減のために
 ・大型トラックの台数を減らす
 ・時間をずらして走らせる(大きい車はできるだけすいている時間に動くようにする)

工事現場の重機のCO₂削減のために
 杭打機、クローラークレーン、油圧ショベルなどが動いています。
 ・新しいモデルほど環境対策性能がすぐれているので、極力新しい機種を採用
 ・例:自動的にアイドリングストップが図れるモデル
   →従来より約10%燃費がよく、CO₂排出量が少ない
 ・無駄な動きをしないことも大事
   →クレーンなどを動かすエンジニアの方々の中でも熟練の方が熊本の現場では働いています

廃棄物処理について
Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3Rを徹底し、産業廃棄物の削減を目指しています。具体的には、廃プラスチック、木くず、金属の分別を徹底しています。 

少々CO₂以外の情報も入れましたが、大きな車両が往来すると、住民の方々もご不安に思われると思います。CO₂もゼロにはならないですが、ゼロに近づけるために設計の段階から様々協議して地域の住環境への影響を最小限にすることを目指しています。


② 皆さんが見た工事現場の「今」
皆さんが見た現場には、大きなクレーン車やショベルカーなどの大型重機がたくさんありました。それらは強い力で工事をするために、たくさんの燃料(軽油)を使っています。

 ★私たちが調べたこと
  ・1台の重機が使う燃料  約8,000リットル/月
  ・現場で動いていた重機  約20台
  ・合計燃料  8,000L × 20台 = 16万リットル/月
  ・CO₂排出量   約430トン/月
   ※一般家庭約150世帯分の1か月のCO₂排出量に相当します。

③ 大切なのは「これから」!私たちにできること
この大きな数字を見て「こわいね」で終わらせるのではなく、「どうすればCO₂を減らせるか?」を考えるのが、地球環境防衛隊員の使命です。皆さんの質問と行動は、社会や企業を動かす大きな力になります。

④ まとめ:皆さんの質問は「未来を変える種」
皆さんの疑問は、この大きなプロジェクトに「CO₂削減」という大切な視点をもたらしました。これからも「おかしいな?」「どうすればよくなるかな?」と考え続けてください。地球環境防衛隊員の皆さんの小さな一歩が、熊本の自然と、未来の暮らしを守る大きな力になります!

 地球環境防衛隊 
  隊長 星子 桜文